第4章 兄
「えっ!気づいたの!?」
動揺を隠せない
「あんなあからさまな態度をお互い取っていれば、嫌でもわかってしまう
名前。俺はお前を大事に思っている。妹分がいればこんな感じと常に思っている
故に悩んでいるのなら一緒に悩んで考えてやりたいと思うのが兄というもの…話せる事があるなら俺に話してくれはしないか?何か力になってやれるやもしれん!」
「ヅラちゃん…」
「ヅラちゃんじゃない桂だと何度言えば分かる」
こんな風に言ってくれるなんて私は心底嬉しかった
顔には出さないがやはりずっと1人だったので少し寂しいと思う時もあった
「じゃあ…ヅラちゃんに聞いてもらおうかな。」