第1章 始まり
「松下村塾?」
「ええ。ここで寺子屋をして子供達に勉学や剣術を教えています。」
2人に連れて来られた所は、松下村塾という小さな寺子屋だった。
中に入ると誰も居なかった。
今日はお休みみたいだ。
小部屋に入り、
「そういえば、まだ名前を聞いていませんでしたね!私は吉田松陽といいます。先生と呼んで下さい^^」
「ほら、銀時も名前を!」
「…坂田銀時…」
「松陽先生…銀時…」
「お前は?お前は何て名前なんだ?」
「苗字…名前」
「名前ですか!いい名前ですね!」
「あなたの事を少し教えてくれませんか?話せる事だけでいいんです。」
少し考えて、でもこの人達を頼るしかない…私は一息ついてぽつりぽつりと話始めた