第3章 長い夜
銀ちゃんside
2人と寝る挨拶をし、部屋に入った銀時は布団の上に胡座をかき座る
さっきの出来事を思い出す
好きとはどういう事か分からないといった名前
皆にドキドキすると言う
て事は俺にもドキドキすんのか?と
名前を見つめほぼ無意識に気が付いたら風呂あがりのシャンプーの香りがするあいつの髪の毛を1束とって触っていた
思っていたよりもずっと近くにあったあいつの顔
ぱっちり開いた目に少しだけ染めた頬
少しだけ震えた口をみてたら顔を近づけてた
先生が来なかったら…?
俺は何をしていたんだ??
悶々としてきてカッっと目を見開き枕に顔を埋め「ウォォォオ」っと言いながらゴロゴロ転がる
少ししたら隣の壁から
「銀時!うるさいですよ!!」と壁を叩かれる
寝れねぇ
今日は寝れる訳がねえ
最初から気になってた
自分と同じ戦争孤児最初からあいつだけは特別だ
可愛いのもそりゃモチロンあるけど
それだけじゃない。明るい裏にたまに見せる寂しそうな眼
俺が守らなきゃならねぇ