第17章 仕切り直し
その後はお互い喋りもせず、ただ真っ暗で辺りも全く見えないが前だけをみて二人を待つ
「!!」
微かだが、ハァハァと誰かの息づかいが聞こえてくる
それに反応した高杉と名前
銀時と桂だろうか…はたまた敵であるのか
息を飲み二人は刀を抜く
「おい…味方に対して刀向けるたぁ、物騒じゃねぇか…」
「銀ちゃん!!!ヅラちゃん!!!」
その声を聞いたと同時に二人の元へ駆け寄り抱きつく
「ててて…これでも弱ってんだ…優しくしてくれよ!!」
「バカ!!!心配したんだよ!!!
…でも本当に良かった…二人にもしもの事があったらって思ったら私、気が気じゃなかったんだから!!!」
銀時と桂はヒドくボロボロだったが、何とか帰ってきてくれた2人に安心した途端ボロボロと涙が溢れでる
「名前。感動の再会はそこまでだ。銀時とヅラは中に入って手当だ!平助に連絡してお前も手伝え」
「!!!そうだね!!平ちゃんに言ってくる!!2人とも早く来てね!!」
タタタタと走って屋敷の中へ入り名前は平助を呼びに行く