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いちご牛乳

第16章 旅立ち



「なんだ?」


「あのね…結構前なんだけど、戦闘中に刀飛ばされた時に咄嗟に晋助からもらった簪を投げつけたの…それから無くしちゃって…始めてプレゼントされた物だし、すごく気に入ってたから大事にしてたんだけど…本当にごめんなさい。」



「なんだ?まだ、持っててくれたのか?」


「当たり前でしょう!!晋助が買ってくれたんだもん!大事にするに決まってるじゃん!」


「んなのお前の為ならいくらでも買ってやるよ」


そうじゃないんだよ!!とブツブツ文句を言うと



髪を1束取って
「髪も少し伸びたな。」



「あ…うん。少しだけならいいかなって思ってちょっとだけ伸ばしてる。もう少しで簪も着けられる位だったのに…」
と言うとまた顔を曇らせてしまった名前に愛しさがこみ上げ



「またおめぇに送る。その時が来るまで待ってろ。俺はおめぇに嘘はつかねぇ」


「ありがとう。待ってるね」
微笑んでそう言うと高杉も一緒になって笑ってくれた
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