第15章 ヤキモチ
その後、高杉も他の皆も回復し
銀時とは変わらず前と同じ感じだった
今日は平助と町まで薬の買い出しへ来ていた
お金の調達は坂本が巧みな口車で得た武器を売ったりして、武器や生活するものに全く困る事は無かった
「町へ出るの久しぶりだねー!皆んなも来れば良かったのに、今日は別の所へ行くとか…どこ行ったのかな?皆んな!」
久しぶりに町へ出るのに他の者も誘ってみたが、皆んな別の場所へ行くと名前に目線を合わせずそそくさと何処かへ行ってしまった
「さっ…さあ???いやあ〜何処へ行ったんだろうねぇ〜???皆目検討もつかないや〜!!!」
明らかに不自然な平助
「…平ちゃんなんか変だよ?何か知ってんの…?」
平助はビクッと肩を揺らせ
「なーんにも知らないよ!ほら!それより早く薬屋へ行こう!早くしないと閉まっちゃうよ!!」
「…まだ午前中だけど…」
平助はそう言うと名前の手を引っ張り走り出す