第15章 ヤキモチ
その後は薬や食料などの調達をして
気晴らしに色々な店を周り1日を楽しんだ
「平ちゃん!楽しかったねー!こんなにのびのび遊んだの久しぶりかも!」
「そうだね!たまにはこんな日もあっていいよね!ここんとこバダバタしてたし」
買った荷物を全部平助が持ってくれている
「平ちゃーん!やっぱり荷物半分持つよー!薬だけじゃなくて皆んなの食料だってあるんだから重いでしょう?」
平助は両手に3個づつ袋をぶら下げ、その上紙袋まで持っている
「僕だって男だよ!戦ではあまり役に立てないからね。これ位やらなくちゃ!」
「そんな事ないよ。平ちゃんは充分戦力だよ…」
「そういえば、前の戦で晋助君から貰った簪無くしちゃったんでしょ?」
「そーだった!!小さい頃からすごく大事にしてたのに…でも、アレが無かったら私死んでたかも…しかも、晋助に言おうと思って言いそびれてたぁぁ!!」
「じゃあ、晋助くんに2回も護ってもらえたんだね!」
平助はニコリと笑ってそう言った
「そうだね…ちゃんと話さなきゃな〜」
名前と平助が戻る頃には空が真っ赤な夕方だった