第14章 壊れる R15
「今朝は、あんな態度とってゴメンなさい…」
銀時は何も言わずに名前の方を向きジッと見つめる
「でもね、私分かんないの。銀ちゃんの事好きだし、特別なの。でも今こんな状況だし、毎日いっぱいいっぱいで自分の事しか考えられないの。てゆーか、先生の事しか考えれないんだけど…だから…正直今俺のものって言われても困るの…全部…全部終わってから未来の事を考えたい…」
こんな事を話して、嫌われると思いながら肩を震わせる
ポンと肩に銀ちゃんの大きな手がかかる
「俺はお前が好きだ。誰よりも一番にお前を護りてぇ。それこそ、誰にも目につかないように閉じ込めたいとまで思ってる。好きだから、触れてぇし色々望んじまう。欲求だってあんだ。疲れた身体にゃ癒しも必要なんだ。でも、それを困るって言われちゃ俺はどうする事も出来ねぇ。」
真剣に真っ直ぐ名前の顔をみて話す
「俺が他の女抱いてもいいのか?男ってのは好きでもねぇ女だって抱けんだ」
「やだ!!「だったら…」でも…
私が、今は考えられないなら…そういう要求を満たしてくれる人も銀ちゃんには必要なのかもしれない…ね…」
「そうか…」
銀時はすごく寂しそうな顔をして
「今日は俺1人で見張りすっから、お前は寝てこい」
銀時も疲れているのに申し訳ないとおもったが、この気まずい雰囲気に耐えられず名前は分かったと言って屋根から降りていく