第14章 壊れる R15
その後は銀時と喋る事なく1日が終わろうとしていた
まだまだ寝足りなかったが、不運にも今日は見張り番だった
平助の手伝いをしようとしたが、1番の重症だった高杉も随分回復していた為1人でも大丈夫との事で結局見張り番をする事になった
屋根の上へ登り遠くを見渡す
ここは町もそれなりに近いので遠くの方で、明るい光が見える
すると同じように屋根を登ってくるものが
「よお…」
気まづそうに銀時は屋根の上へ上がってきた
「…銀ちゃん今日見張りじゃないじゃん…」
少しだけ目を逸らして言うと
「今日見張りの奴が、昨日ので怪我してて変わってきた…」
名前はふーんと呟く
暫しの沈黙の中重い口を開いたのは名前だった