第14章 壊れる R15
私は付きっ切りで夜通し高杉を診ていた
高熱が出ているのか、小さく呻き声をあげて、汗は止まらない
私は何回もタオルを変える
「ううう…ウァァァァ!!!」
「晋助!???」
私は戦いの疲れからか丁度うたた寝をしてしまっていて、大きな声に飛び起きる
「ウァァァァ!!!目が!!目が焼ける!!!見えねえ!!!」
軽くパニック障害を起こしているのか、高杉は目を閉じたまま身体を起こす
「晋助!!!大丈夫だよ!名前だよ!分かる???」
「名前…!!!」
高杉は私の腕を掴んで引っ張る
私は引っ張られた勢いで高杉の上へなだれ込む
「晋助…だいじょ…んぅ!!「名前!!!」
大丈夫と声を掛けようとしたらいきなり強引にキスされる