第14章 壊れる R15
高杉の部屋へ着き、ソロリと襖を開けて「晋助入るよ〜」と声をかけるが返事は無かった
中へ入ると高杉は熱が出ているのか顔が赤くなり、息も荒いが寝ているようだった
(やっぱ、熱出ちゃったか。平ちゃんもあんまり酷いようだったら呼んでって言ってたし…私が出来る限り晋助を診てなくちゃ!)
名前は桶に入った水にタオルを入れて絞り、高杉の額に浮かぶ汗を拭いてから冷やしタオルとして高杉の頭に乗せる
(緊急時対とはいえ、折角晋助から貰った簪天人に投げちゃったんだよね…謝らなくちゃ)
ハァ…ハァ…と声を出しながら寝ている高杉の顔をみる