第14章 壊れる R15
1人で5人の天人の相手をしていた仲間の援護を終え、屋根の方をみる
やはり高杉も苦戦しているようだ
すると激しい斬り合いの中で、晋助は後ろへ飛ばされる
ハラリと寺子屋の女の子達から貰ったハチマキが落ちたと思ったら左目を押さえ血がドクドクと流れ出る晋助が目に映る
痛みに耐えるように歯を食いしばり
その間にも天人は刀を突きつけ高杉に向かう
「晋助!!!」
私は思わず叫ぶとフッと銀色の影
「…銀ちゃん」
銀時が駆けつけ、間一髪のところで天人の一打を受け止める
それからは2人で協力し合って戦っている
「名前!!戦いの最中にボーッとするな!!高杉なら銀時がいるから大丈夫だ!!お前はお前のするべきことをしろ!!」
桂に怒鳴られハッとする
「はい!!!」と返事をして持ち場へ駆け出す