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いちご牛乳

第12章 その男坂本辰馬




こっそりと皆んなから離れ
草木の覆い茂った場所へと1人で向かう



「結構離れたしここなら大丈夫だよね…」


皆と大分離れた事を確認し、草木に隠れゆっくりと着物を上半身はだけさせ、サラシをとる


シュル…シュル…




その頃辰馬は




(ん?苗字がおらんのぉ?どこ行った?…さては道に迷ったがか!?
あいつはどこか抜けてると思っちょったが…よし!わしも身体流し終わったし、探しに行くか!!)



銀時たちは、他の者に気をとられ辰馬が離れた事に気がつかない




「たくっ。あいつはどこ行ったんじゃ?こんな離れおって…」




その頃名前は
「よし!サラシ取れた!身体を流そう…しかし…」
サラシを全部取り、マジマジと自分の胸を見る



(普通がどれ位だか分かんないけど、サラシで巻いてる割に結構胸膨らんでるような…父上も母上の胸は立派だったってよく言ってたし…今は邪魔でしかないな…)


そんな事を思いながら身体を拭いていく
(髪の毛も濡らそう)



ピチャっ


(お!水音が聞こえるぞ!あっちがか!どれ!いっちょ驚かしちゃるか!
苗字はあまり表情を変えないからのぉ!気配を消して…)




ガサっ
草木を豪快にかき分け
「苗字ここにおっ…た…」


「え…たつ…ま」



お互い顔を見合わせ、名前はヤバいと思った時すでに遅し
咄嗟に胸を隠すが




「お〜な〜ご〜じゃ〜!!!!」
と大きな声で叫んだかと思うと鼻血を出して気絶した




「えっと…辰馬…!!!」

そうだ!自分は今上半身裸じゃないか…見られた!!!



今の声で銀ちゃん達が遠くで辰馬ぁぁぁあ!!!と叫んでいる



(見られたのもヤバいけど、銀ちゃん達もくる!!)
私は急いでサラシは後でにして着物を羽織った
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