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第17章 運命の王子さま?


黄瀬「う~ん。絵本のお姫様にそっくり
なんだぁ~って辺りっスかね~。」

『ぅぁ。恥ずかしい・・。割と、初めの方からきいてたんだ。』

黄瀬「二人が話してる姿は、微笑ましかったスよ~。それに、今日の優希っちは、
お姫様みたいだよ?」

片目を器用に閉じて、ウィンクをする
涼くん。

『あり、がと。特に、小さい女の子は、お姫様とか王子様の物語、大好きなんだよね。
憧れた時期あったなぁ~。』

黄瀬「優希っちにも、あったんスか!?」

『もちろんだよ~。そんな驚かなくても、
良くない?意外だった?』

黄瀬「意外って、ワケじゃないんスよ。
ただ、優希っちの小さい頃の話とか、
知らないから。どんな遊びが好きだった
とか、少し興味あったんス。」

『そうだよね。
じゃあ、お料理、食べながら話さない?
お互いの事、知らないもんね。』

黄瀬「そうっスね。優希っち、リクエストの
サラダとパスタとってきたっスよ~。
パスタだけど、ぺぺロンチーノとペスカトーレ、どっちがいい?」

『涼くんは、どっちでも大丈夫?』

黄瀬「大丈夫っス。好きな方、選んで。」

『じゃあ。ペスカトーレ食べたい。』

黄瀬「OK!はい、召し上がれ~。」

『ありがと。いただきます。
ん~。美味しい。』

黄瀬「クスっ。良かった。」

『?私、何か変?』

黄瀬「全然。」

『さっき、私みて、笑ったでしょ??』

黄瀬「笑ったけど。変とか、そんなのじゃ
ないっスよ!
食べ物、すごい美味しそうに食べるんだなぁ~って、思って。
この前、遊園地でサンドイッチ、一緒に
食べた時も、そんな幸せそうな顔してたっスよ。」

『癖なのかな?美味しいもの食べるとね、
なんか。頬がゆるんじゃうんだ。
征くんにも、以前に、同じ事言われたんだ
よね~。』

黄瀬「可愛いから、問題ないっスよ♪
征くんって、赤司君のことっスよね?
結構、仲が良いんだね~。
幼なじみなんスよね?」

『うん、そうなんだ。
征くんとは、幼稚園の頃からの友達。
その時からの、あだ名なの。
征十郎って、名前。少し長いから。
呼びやすくしたんだよね、確か。
征くん、曰わく私との出会いは
衝撃的だったらしいの。』

黄瀬「衝撃的な出会いって、気になる
っス!面白そうだし、話して欲しいっス!」



















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