第17章 運命の王子さま?
“王子様”って言葉で、私の心に思い浮かんだのは、涼くんだった。
私にとって、涼くんは特別な存在だ。
あの日。
桜、舞う中で出会った優しい王子様。
運命かどうかなんて、わからない。
だけど・・・。
ー涼くんが、私の運命の王子様だったらー
「ゆうきちゃんは、その王子様と、
ラブラブぅ?」
『ラブ、ラブ!?。な、なかよ』
?「俺と姫は、ラブラブっスよ~☆」
突然、私の隣りにひょっこり現れた
涼くん。
突然っていうか、料理をとってきて
くれたのよね。
『・・・涼くんっ!?あの、』
いつから?そこに?
どこから、会話きかれてた!?
私は、動揺を隠せずに口を金魚みたく、
パクパクさせていたら。
涼くんが、私に近づき、耳元でささやく。
黄瀬「俺にまかせて。ね?」
私は、無言でコクコク頷いた。
ほのかちゃんは、涼くんと私を交互にみて
、目を輝かせてこちらを見てる。
「うわぁ~☆
お兄ちゃん、ゆうきちゃんの王子様ぁ?」
黄瀬『うん。そうっスよ~。
優希ちゃんは、俺のお姫様だよ。』
「ゆうきちゃん、可愛いくてお人形さん
みたい♪ほのかも、大きくなったら、お姉ちゃんみたくなれるかなぁ~?」
黄瀬「ほのかちゃんも、大きくなったら、も~っと可愛くなれるっスよ♪」
「ふふっ。ありがと~☆
ほのか、お兄ちゃんみたいな、かっこよくて、優しい王子様見つける!
ほのか、もう行くねっ。
ゆうきちゃんも、お兄ちゃんも、
お話してくれてありがと~。
バイバ~イ!」
「『バイバイ」』
2人そろって、ほのかちゃんに手を振った。
なんか、微笑ましくて二人で顔を見合わせ
笑ってしまう。
『涼くん、話合わせてくれてありがと。
いつから、話きいてたの?』