• テキストサイズ

colorful step

第2章 新しい始まり


休み時間になり、彼女はクラスメイト達に囲まれ質問ぜめにされていた。

「なぁ姫野さん。彼氏とかいるの?」

「あんた、何いきなり、そんな事聞いてんのよ。デリカシーないわね。」

「優希ちゃんって、目の色、綺麗だね。
イギリスに住んでたって言ってたけど、ハーフ?」

『えっと、彼氏はいないよ。』

『目の色が、深緑なのは、祖父がイギリス人だから。ハーフじゃなくて、クォーターなの。』

「そうなんだー。優希ちゃん、スタイルも抜群だし、羨ましいな~。」

「「あ、抜けがけ~。私達も、優希ちゃんって、呼んでもいい?」」

「「はいはい!!俺も呼びたい!」」

『私も、名前呼びの方が嬉しいかな。』

「あの、優希ちゃんてさ、赤司くんと知り合いなの?さっき、会話が聞こえてきて気になってたんだー。」

『あ、うん。征くんとは、幼稚園から、小学4年くらいまで、ずっと同じクラスで仲が良かったの。家も、近所だったんだ。』

「赤司君と、幼なじみの関係なんて、羨ましすぎる~。」

「だよね~♪赤司様ぁなんて。呼んでる子が、いるくらいだもんね。女子に人気あるんだよ。」

『そうなんだぁ。ふふっ。征くんは、昔から、憧れの的だったよ。』
/ 100ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp