第2章 夢で見た空
「監視…ですか?一体誰を??」
「俺にもわからねぇ」
クリスタの頭上にハテナが見えそうなほど
困惑した表情でリヴァイを見つめる
リヴァイは昨日の夜の出来事から
全てをクリスタに説明した
「…と、いうことだ。
正体不明の女でまだ危険ではあるが
調査する必要はある。
そこで、監視役をお前に頼みたい」
クリスタはぐっと息を飲むと
わかりました!と言った
「あくまでもここに住んでいる間の面倒役を装うこと
決して監視されていることに気付かれるな
いいな?」
クリスタはコクンと頷く
「そんなに身を硬くしなくても大丈夫だぞ
お前と同じくらいの年代の女だ」
「そ、そうなんですか…ちょっと安心しました…
それで、その人は今どこに?」
「ハンジの部屋の一つを貸している
先ほどハンジが夕飯を持っていったらしいが
まだ寝ていたそうだ
今から様子を見に行ってみるか?」
「は、はい!お願いします!」
2人はゆずきのいる部屋に向かった