第2章 夢で見た空
「ゆずき」
ハンジに肩をポンと叩かれた
「ハンジさん!
私ね、いつもこの綺麗な空を飛びまわっているんです
ああ、夢の中でですよ?
びゅんびゅん飛び回って…
そして大きな怪物を一撃で仕留めるの!」
「!?…怪物?」
「そういえばハンジさん何度か言ってましたね
巨人って!
大きい人…かぁ…
確かにそう言われればそんな感じかも」
「ゆずきは…巨人を倒したことがあるの?
…立体機動装置をつけて?」
「りったい…きどう?
よくわからないけど…
こんな感じのきれいな空の中を飛び回って
巨人を倒してます
…夢の中で!
夢の中なのに夢の中でって言うとわけわからなくなる」
私は1人笑った