第2章 夢で見た空
何時間たっただろうか…
時間を忘れるほど私は話し続けていた
外は明るくなり始め、もうすぐ夜があけようとしていた
なぜここまで時間がかかったかというと
ハンジとまったくといっていいほど
話がかみ合わなかったからだ
私が住んでいた町
学校名
そして徐々に思い出してきた今日1日の私の行動…
それらを説明するも
ハンジは何か不思議なものを見るような目で私を見つめるばかり
だんだんと怖くなってくる
私はおかしいことを言っているのか…
自分がなんなのかさえわからなくなりつつあった
途中、ハンジが話してくれた話は
ここが調査兵団という組織の本部であるということ
壁がどうのこうの…
そして度々出てきた巨人という単語…
もうわけがわからない
私は夢でも見ているのだろうか…