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知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第3章 部屋割り会議をしよう!


『愛莉は何か希望はあるか?』

クラピカが愛莉に尋ねる。

『わ、わたしですか!?
そんな…私は意見できるような立場ではないので…』

『でも俺も愛莉の意見、聞きたいなぁ』

ゴンが愛莉の服の裾を掴んで上目遣いで見つめる。

『えっと…じゃあ…』

『『『『………』』』』

四人がゴクリと唾を飲む。

『………クラピカさんとで』

『わ、私とか…!?』

クラピカが予想外な答えに目を見開いた。

『えっ…あ…やっぱり嫌ですよね!!
今のは聞かなかったことにして下さい!』

『そんな…嫌だなんて思ってはいないよ』

『なんでクラピカなんだよー!!』

レオリオがブーイングを飛ばす。

『えっ…だって…女性同士…だから』

『!?』

クラピカが固まる。

『あの…クラピカさん…!?』

『愛莉、落ち着いて聞いてくれ。』

レオリオが愛莉の両肩に手を置いて静かに言う。

『クラピカは……………男だ』

『…えっ』

愛莉もクラピカ同様、硬直する。

『もう一度言う………クラピカは男だ』

数秒ほど部屋に沈黙が流れた。
窓の外はすっかり暗くなっており、
時計の針は8時を指していた。


続く
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