知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。
第3章 部屋割り会議をしよう!
『今回、部屋は二部屋確保していて、ゴンとキルアで一部屋、
私とレオリオで一部屋という部屋割りだ』
クラピカが現状を愛莉に説明する。
愛莉はふむふむと頷く。
『愛莉を一人部屋にして、
他四人を一部屋にということも考えたが、
一部屋に三人が限界だ』
『愛莉を一人部屋にしちゃうと何かあった時、
対応が遅れちゃうもんね』
ゴンが人差し指を立てて発言する。
『そうだな、それで何かいい部屋割りの案はあるか?』
『はーい!』
ゴンが元気よく手を上げる。
『俺は愛莉と一緒がいいな!』
『なら俺もゴンを一緒の部屋で』
キルアもゴンに続く。
『ふむ…私もそれが一番いいだろうと思っていた。
突っ走りがちなゴンにキルアが付いていれば安心だろう』
クラピカも納得したようだった。
『ちょっと待ったぁ!』
そこでレオリオが大声をあげた。
『なんだレオリオ』
『俺の案も聞いてくれよ』
『………聞くだけ聞いてやる』
『俺と愛莉で一部屋、ゴンキルアクラピカで
一部屋というのはどう『却下だ!!!』
『おっさんと一緒じゃあ野宿より危険だぜ』
レオリオの案は刹那でクラピカに却下されたのだった。