知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。
第3章 部屋割り会議をしよう!
その日はゴンたちが止まっている
ホテルに一緒に泊まる事になった。
『では今から部屋割り会議を始める!!』
クラピカが高らかに言うと、ゴン、
キルア、レオリオもそれに続いた。
『『『おー!!』』』
『…お、おー!』
四人に圧倒されながら愛莉も参加した。
『本当はもう一部屋とってやりたいんだが生憎、
今は部屋が空いていないみたいでな』
クラピカが申し訳なさそうに愛莉に言う。
『いっ、いえ!そんな!私はその…
野宿とかでも全然大丈夫なんで!!』
愛莉も手を目の前でブンブン
振りながら申し訳なさそうに言う。
『そういう訳にはいかないだろう。
女性一人で野宿なんて危険すぎる』
『そうだぜ?女一人で野宿なんて襲ってくださいって
言ってるようなもんだからな』
レオリオもうんうんと頷いた。
『(おっさんが言うとめちゃくちゃ卑猥に聞こえるぜ…なぁゴン?)』
キルアが小声で隣のゴンに話しかける。
『(…ひわい?…ねぇ、それどういう意味?)』
『(んー…ああ、なんでもねぇよ)』
キルアが棒付きの飴をくわえながらふぅとため息をつく。