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知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第2章 ゴンの仲間に会いに行こう!


『着いたー!』

『おっきい…』

結構高級そうなホテルだった。
エレベーターで25階へのぼる。
階数が上がるたびに愛莉の鼓動が速くなる。
でもゴンが手を繋いでくれていた
おかげで少しは落ち着いていられた。

エレベーターが25階へ到着し、扉が開く。
長い廊下を歩き、部屋の前に着いた。

ゴンがドアノブに手を伸ばそうとした瞬間、
内側から扉が開いた。

『…お?』

部屋の中から出てきたのはゴンと同じくらいの
年齢の銀髪の少年だった。

少年は一瞬フリーズしたが、ゴンと愛莉を
交互に見るとニヤニヤしながら部屋へ戻った。

『ゴンが女連れてきたぞぉおおぉおぉ!!!』

『なっ何ッ!?』

『落ち着けレオリオ!!』

部屋からドタバタと騒がしい音が聞こえてくる。

『ゴメンね、騒がしくて』

ゴンが苦笑いする。

『さ、入って』

『おじゃましまーす…』

そろりと入ると部屋には三名の人物がいた。
さっきの銀髪の少年と、
身長が高く、スーツに丸いサングラスの男性と、
金髪で民族衣装のような服装の女性だ。

『この子は愛莉、森の中で会ったんだ』

『オイオイ、全く話が見えねぇぞ』

『話すと長くなるんですが…』

愛莉は三人に今までの出来事を話した。

『私も何がなんだかよくわからないっていうのが現状でして…』

『そうか…それで森の中でゴンに助けられたという事か』

金髪の女性が何か考えるような仕草をする。
愛莉は、綺麗な女の人だなぁと見惚れていた。
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