• テキストサイズ

知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第15章 キルアとデートしよう!


『よし…まだみんな寝てる…今だ!』

街散策の翌日、ゴンははしゃいで疲れていたのかグッスリ眠っていた。

『なんか…夜逃げみたいだね…朝だけど』

愛莉とキルアはこっそりと部屋を出て、
ホテルを後にした。
ゴンの寝ている部屋には一枚のメモを置いて。

―――俺と愛莉は今日は用事があるから出掛ける/キルア


『ところでどこに行くの?』

『ドリームランドっていう遊園地』

キルアが携帯で目的地のマップを見る。

『(遊園地とか子供っぽいって思われたかな…)』

『遊園地かぁ~楽しみだなぁ』

愛莉が楽しそうにしているのを見てホッとするキルア。

『(ちゃんとデートではどうすればいいか調べたし…
今日は絶対成功させる…!!)』

『あっ、もしかしてあれかな?』

しばらく歩いていると目的のドリームランドが見えてきた。
大きな観覧車が目印だ。

園内に入るとやはりここも人が多く、
はぐれたら再会するのが困難そうだった。

『うわぁ~すご~い!遊園地なんて久しぶりだぁ~!』

愛莉が目をキラキラ輝かせて
キョロキョロ周りを見回す。

『(マジで今回ばかりは、はぐれたら大変だからな…)』

キルアが愛莉の手を引く。

『!』

『ほ、ほらアレだ!人多いからはぐれたら大変だろ!』

キルアが照れながら頬をポリポリと掻く。

『そうだよね…ちょっとテンション上がりすぎちゃった…
なんか恥ずかしいな』

愛莉が恥ずかしそうに照れ笑いをする。
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp