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知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第14章 デートに誘われてみよう!


次の日、ゴンも完全復活し、街散策が決行された。

『いいか!?今度は絶対にはぐれるなよ!
お前は携帯持ってねぇんだから!』

レオリオが愛莉に強めに言い聞かせる。

『はいっ!が、がんばりますっ!』

『大丈夫だよレオリオ!俺が手繋いでるから!』

ゴンが愛莉の手をギュッと握る。

『(私、そんなにフラフラしてるつもりないんだけどな…)』

愛莉がいろいろ考えていると、
何故かソワソワしているキルアが視界に入った。

『キルア、どうかした…?』

『なんでも…ない』

キルアが焦るようにそっぽを向くが、
すぐにチラリとこっちを見て何か言いたげだ。

『それじゃー準備も出来たし、早速行こうー!』

ゴンが愛莉の手を引いたまま走り出す。

『い、言ったそばから!!』

『フフ…ゴンらしいな』

レオリオはバリバリと頭を掻き、
クラピカはクスクスと笑う。
キルアも何とも言えない表情でついていく。

『見て見て愛莉!こんなの売ってる!』

『一体何に使うものなんだろう…?』

ゴンと愛莉が、店内の商品を見て回る後ろでキルアが見守る。
結局レオリオ、クラピカとはまた別行動をすることになった。

『(ゴンが愛莉にベッタリすぎて話しかけるタイミングが…)』

キルアの胸の真ん中で何かモヤモヤしたものが渦巻いていた。

『キールア!』

『うわっ!!』

いきなり話しかけられてビックリするキルア。
声の主は愛莉だった。

『ごめんね、ビックリさせちゃったね』

『い、いや…それよりゴンは?』

『お手洗いだよ』

『(ゴンがいない今がチャンス…!)』
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