知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。
第12章 コスプレ談義をしよう!
『キ、キルアはどう思う!?』
『(そこで俺に振るか!?)』
『なぁ、どうなんだよ』
『そうだな…和服とか似合いそうだけど』
『和服か、確か小さな島国で着られている民族衣装だな』
博学なクラピカが説明する。
『なるほどな~、こんのマセガキめ~』
『なっ!おっさんが聞いたんだろ!?』
『そんで、ゴンはどうなんだ?』
『俺?う~ん…さっき街のガラスケースに
飾ってあるの見たんだけど、真っ白いキレーなドレス!』
『ウエディングドレスのことか?』
『そうそう!あれ、愛莉にすごく似合うと思ったよ!』
三人が、純白のウエディングドレスに
身を包んだ愛莉を思い浮かべた。
『ゴン……お前、最強だな…』
『え、そっかなー!』
『ああ、今まで出た案の中で一番良いと思う』
クラピカも納得したようにうなずく。
『(…って、俺ら一体何の話してんだろ…)』
---その頃の愛莉とビスケ
『くしゅんっ!』
『あら風邪?』
『えへへ、なんでもないよ、大丈夫!』
続く