• テキストサイズ

知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第10章 みんなとはぐれてみよう!


『おいババア!なんでお前がここにいるんだよ!』

『この街の宝石店に用があってね~
あと、次ババアっつったら殺す』

『あの…キルアはなんでビスケちゃんの事を
ババアって呼ぶの?』

『ああ…こいつこう見えて50超えて…』

キルアが言い終わる前にビスケがまたもやキルアを殴る。

『いってぇ!ホントのことだろ!?』

『デリカシーがなさすぎなんだわさ!あんたは!
それにしても…ビスケちゃんっていい響きだわさ~』

ビスケが頬に手を当てて恍惚とした表情をする。

『ゴンも一緒なの?』

『ああ、それとクラピカとレオリオもいるぜ』

『男ばっかりじゃないの…あんたも苦労するわね…』

『いえ、そんな…』

『って…完全にゴンたちとはぐれちまったよ…』

キルアがポケットから携帯を取り出し、
ゴンたちに連絡しようとする。

『ちょい待ち!キルア、ちょいとこの子借りるわよ!』

『はあ!?何言って…』

『大丈夫よ!用が済んだらちゃんとあんたたちが
宿泊するホテルに送り届けるから!』

ビスケが自分の携帯を取り出しウインクする。

『一体何の用なんだよ…』

『女の子同士のひ・み・つ!んじゃ、よろしくね~』

ビスケは愛莉の手を引き、
人混みの中へ消えていった。

『あっ!おい!』

そこに取り残されたキルアは渋々、
携帯でゴンたちに連絡するのだった。


続く
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp