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知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第9章 クラピカと星空の下で語ろう!


次に愛莉が目を覚ました時は、翌日の朝7時だった。

『あれ…もう朝かぁ…
そういや昨日、みんなが出掛けてからの記憶が
全くないんだけど…もしかしてずっと寝てた?』

『おはよう愛莉!』

ゴンも同時に目覚めたらしく愛莉に元気よく挨拶する。

『おはよう、ゴン。キルアも』

『………はよ』

キルアも起きたようだが愛莉から目を逸らす。

『キルア?どうかした?』

キルアは昨日の出来事を思い出し、顔を真っ赤にする。

『な…なんでもねーよッ!』

『…?』

『あはは…まあ気にしないで。
それはそうと、今日出発するらしいから準備しようよ!』

『う、うん』

こうしてゴンたち一行は出発するために準備を開始した。

『よし、準備完了だな』

クラピカが確認をする。
チラッと愛莉と視線が合うと焦るように視線を逸らす。
キルアと全く同じ反応だ。

『あの…私、何かしました…?』

愛莉がおずおずとクラピカに尋ねる。

『えっ…!いや、なんでもない、気にするな…!
とにかく出発だ!』

『(いつも冷静なクラピカさんがかなり動揺している…)』

『まぁ、気にするな。二人とも照れてるだけだから』

レオリオが笑いながら愛莉の頭に手を乗せ、
ポンポンと撫でる。

そうして一行は街を出て、道を歩き出した。
愛莉が地図を持っているクラピカに質問する。

『次はどこへ向かうんですか?』

『次に向かうのはサックシティという所で、
さっきより大きな街だよ』

『えっ、でもさっきの街もかなり大きかったですよね?』

『そうだな…サックシティはさっきの街の
10倍くらいは広いな』

『10倍!?』

『サックシティは娯楽施設や商業施設が充実しているから、大抵のものはこの街で揃う』

『なるほど、さっきの街も広かったですけど、
お店は出店ばっかりでしたしね』
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