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知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第7章 レオリオに助けてもらおう!


『ゴメンね、ゴン、キルア…迷惑かけちゃったね』

会話の内容が全く理解出来ていないゴンとキルアだったが、
突然の愛莉の謝罪に目を丸くする。

『そ、そんな!!謝るのは俺の方だよ!!
愛莉がこんなになるまで連れ回しちゃって…』

『………なぁ愛莉…俺たちのこと嫌いになった…?』

愛莉はキルアの震えるような消えそうな声に、
一瞬キョトンとしたがすぐに笑顔になる。

『…嫌いになるわけないよ………キルアこそ、
私のこと、嫌いになってない?』

『!!………そんなの…なる訳ねーだろ…』

キルアは顔を真っ赤にしてそっぽを向く。

『レオリオさんもクラピカさんもありがとうございました』

愛莉がぺこりと頭を下げた。

『何はともあれ、無事で良かったよ』

『お礼はキスでいいぜ!』

レオリオはいつものお調子者キャラに戻っていた。

『えっ…んと、じゃあ…………はい』

愛莉は控えめに投げキッスをした。

『………』

『…な、投げキッスなんて初めてしましたよー!!
…ああ恥ずかしい…』

『次は口に頼む』

『おっさん!!』『レオリオ!!』

キルアとクラピカの声が響き渡った。

『俺って案外頼りになるだろ?』

『そうですね、とっても頼もしいです』

『だろだろ?もっと俺の事も頼れよ!』

レオリオがえっへんと得意げに胸を張る。

『おっさんなんかより俺の方がぜってー頼りになるから!』

『愛莉、私も今回は少し頑張ったんだぞ?』

キルアとクラピカも会話に入ってくる。
それを見てムッとしたゴンも会話に割り込む。

『ダメーッ!!愛莉は俺が守るから!!
だから俺の事頼って?』

ガバッと愛莉に抱き付く。

『(私、こんなに幸せでいいのかな…)』

薬のおかげか、下腹部の痛みも引いて楽になってきた。


続く
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