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知らない世界へ飛ばされたらゴンという少年に助けられた訳だが。

第6章 街を見て回ろう!


『わわっ!』

『ばっ!待てよゴン!速すぎ!』

キルアも急いで追いかける。

『ったく、ガキは元気でいいよなあ』

レオリオがあきれたように言う。
三人の姿はあっという間に人混みに消えてしまった。
残されたクラピカとレオリオは別行動をすることにした。

ゴンとキルアと愛莉は街の出店を見て回った。
ゴンが一方的に話して、愛莉がうんうんと頷き、
キルアが度々ツッコむといった感じだった。

『…なぁ愛莉、どうした?』

店を回り始めて1時間ほどでキルアが
愛莉の僅かな異変に気が付いた。

『っえ?…何?』

さっきから愛莉は口数が少なくなって
ボーッとしているように見えた。

『いや、なんかボーッとしているように見えたから』

『ううん、何でもない、大丈夫だよ』

すぐ笑顔になる愛莉。

『ふーん、ならいいんだけど』

本人が言うんだから大丈夫だろうと
キルアも別段気にしなかった。

そして出店を回り始めて1時間半くらい経った頃だった。

『そろそろ休憩しようか』

テンションが上がりまくっていた
ゴンが落ち着いてきた頃だった。

『…愛莉…?』

ゴンとキルアの5メートルほど後ろの方で
愛莉がしゃがみこんで下を向いていた。
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