第23章 目覚め
俺達だってそうだった。
…だけど、こいつが鬼であろうとなかろうと、んなこと関係無ぇ。
「…風間達からは…絶対に俺達が守ってやる。…もちろん、千鶴もだ。」
大事な仲間だから。
ふと思った言葉に違和感を覚える。
「…仲間…か。」
眠る潤を見る。
起きる気配がないのは変わらねぇ。
「…潤の声、そろそろ聞きてぇんだがな。」
左之さんって、潤に呼ばれる度嬉しくて仕方ねぇんだ。
俺にとっちゃ妹みてぇなもんだった。
なのに、笑った顔も怒った顔も、泣き顔も照れた顔も、全部俺だけが知ってたい。
他のやつに渡したくねぇって、思うようになっちまってた。
少しだけ、考えた。
それでも出てくる答えは、
「…あぁ…そうか。惚れてんだな、俺。お前に…。」