第4章 新たな言霊は新しい始まりか?それともお別れの挨拶か…。
「とりあえず、もっかい足冷やさなアカン」
そう言ってベットから降りてチョコチョコ歩きだした絢華後ろ姿をみてた
亮「(やっぱり似てんねんけど・・・)」
あいつも昔、足ひねった時に俺が居るのにも関わらずチョコチョコ歩きながら自分でなんとかしようとしてたなって、そんなことばかり考えてしまう
亮「(しょうがないなぁ)」
チョコチョコ歩きの横を通りすぎて
冷蔵庫から保冷剤を出し、タオルにくるんで
亮「ん。」
「あ、ありがと…。」
亮「ええよ。その代わり・・・」
「えっ!?有料なの?この保冷剤」
亮「絢華って呼んでもいい?」
「えっ?私の名前覚えてたん?一回も呼ばへんから忘れたんかと」
亮「いや、俺記憶力いい方やから。なんて呼んだらいいかわからんかっただけやん」
「なんそれ(笑)好きに呼んでよ!」
今のはちょっと嘘ついた。
名前・・・呼ばれへんかったんは
あいつと同じ名前やから。
それでも君をきちんと“絢華”って呼びたかった。
こんなに楽しく会話したの久しぶりやから。
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