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ストロベリー症候群

第4章 新たな言霊は新しい始まりか?それともお別れの挨拶か…。





亮「ってかさ」



「ん?」



亮「関西弁、変」



「あ?」



亮「ヤンキーか?!(笑)」



「いきなりケンカ売ってきたんかと思ったわ(笑)」




亮「もともとこういう言い方しかできへん」



「(笑)」




「なにそれ?」って言いながらクスクス笑う絢華


鼻の辺がキュッってなっておまけに心臓も痛い…





もはや絢華の仕草や言葉に反応しすぎて
自分の重症度合いを痛感
自分に自分で嫌気が刺したとはまさにこの事だとつくづく思った



















「そんなに変かな…?」




亮「いや、変っていうか、たまに標準語が混じってる気すんねんけど、関西出身ちゃうの?」





「たぶん、違う」




亮「えっ?」







俯いて答えた絢華の様子に、まずいこと聞いたかもしれへんと思って焦ってる自分と


もしかしたら…。なんて良からぬ期待をして、もっと深く突っ込みたい自分とで



頭がパニック↓↓






















「あっ!そんな重い話しちゃうで?昔は東京に住んでたんやけど、今は大阪にすんでるってだけの話しやから」






俺の焦ってる顔に気がついて、大袈裟に明るく振る舞ってみせた彼女をみて俺よりもずっと大人びていると感じた























亮「(たぶん、ってどういうことやろ?)」





そう思ったが聞けなかった。










「ねぇ?亮ちゃん…話、聞いてくれる?」



亮「ん?ん、ええよ、俺でよければ」

















「うん、ありがとう。さっきも少し言ったけど私、娘を妊娠中に事故に合ったの。娘にはなんの問題もなくて、元気に産まれてきてくれたんだけど・・・」





亮「うん・・・」



























「私の記憶が失われちゃった・・・」





亮「・・・」

























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