第3章 事件発生
さまざまな絵を眺めていると、2階まであがることができるのに気がついてゆっくりと階段を上って行った。
そこは1階とは違って彫刻などの作品が展示されていた。
頭がない服だけを着ていたマネキンのようなもの。
金具でぐるぐるに巻かれたソファなどが展示されていた。
そして、奥まで歩いて行くと、ひと際大きな作品があることに気がついた。
『???の世界』
今先ほどあったような作品とは違い、それはまるで子供が描いたような作品だった。
1階で観た絵の『赤い服の女』も描かれているし、それになにより暗いイメージを持つ作品だと思った。
そんな時だ。
電気がちかちかと点いたり、消えたりなったりすることに気がついたのは。