第9章 嘆きの花嫁、名前の呼び方
「あ、ここ。ボタンある」
赤「ほんとだ。押してみようか」
「うん」
そう言ってボタンを押してみると、どこからかガチャリとカギが開く音がした。
二人は目を合わせると部屋からそそくさと出て行ったのだった。
どこの部屋のカギが開いたのだろうかと部屋からでて右手の方向へ進路を向けると床にあったのは・・・
「ひっ!」
床から目があったのだ。
思わずイヴは赤司のそばによった。
赤司自身も驚きを示していたが足を一歩踏み出していた。
その目の中にひとつだけ充血している目があったのだ
「この目だけ、充血している・・・」
赤「もしかしたらどこかに目薬とかがあるかもしれないな」
赤司の言葉にイヴは頷くとそのまま先へと進んでいた。
奥には4枚の絵が飾ってあった。
女の絵の人に、大きな氷の絵、白いヘビの絵に、どこかの景色の絵らしい。
道をたどって部屋が一つだけあった。
その奥にあった青色の絵に二人はゆっくりと近づいたのだった。
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