第6章 謎解き
奥へと進んで部屋名を確認すると
“ウソつきたちの部屋”。
中に入るとそこに描かれていたのは緑、茶色、黄色、青、白、赤のそれぞれ異なった服を着た人が描かれていだのだ。
一つ一つ確認するとその絵の下には黄色で文字が描かれていた。
緑“石像の正面に立って 西に3歩 次に南へ1歩 そこが正解”
茶“石像の正面に立って 東に4歩 次に北へ2歩 そこが正解”
黄“白い服が言ってることは 本当だよ”
青“本当のこと言ってるのは 緑の服だけだよ”
白“石像の正面に立って 東に2歩 次に南へ2歩 そこが正解”
赤“黄の服に 同意!”
一通り確認すると全員分の頭の中で整理した。
うそつきたちの部屋ということはこの人たちが言っていることは嘘だ。
まだ続く部屋へと足を踏み入れるとそこには白い石像があった。
石像の手にあったものをのぞいてみるとそこに書かれていたのは
『なかまはずれが ひとりいる』
そこでようやく頭の中で整理できて来たのだ。
今さっきの絵たちのセリフを思い出しながらぼそぼそと呟いた
「えと・・・緑は青に賛成されている。
黄は白を賛成・・・。
それに赤までしているということは・・・
茶色だけ賛成されてないってことになるんだよね」
ということは茶色が言っていることは本当だ。
と確信して、石像のところから歩くようにして下にあるタイルを取るとそこに書かれていたのは紫色で『4』ということは、なんとか必死に頭の中で計算することで出て来た数字は・・・
「166だね」
部屋から出ようとした同時に外から聞こえるものを引き裂くような音やガラスが割れる音。
息を飲んで確認するために外へ出ると正解を言ってくれた茶色の画が悲惨な目にあっていたのだ。
赤色たちは“ウソつき!”と今さっきとは違った言葉が描かれていたのだった
「ひどい・・・」
茶色の額縁を撫でるようにして、触ってその部屋から出て行った。
これで正解が出た。
黄色の部屋へと向かって『166』と暗号入れるとがちゃとともに部屋のドアが開かれたのだった。
中を確認するとそこにあったのは木でできたリンゴだった。
それをそこからとると部屋から出た。