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ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第7章 番外編


ねえ、シェリー!

ん、なあに?紅覇くん。

熱中症って、ゆっくり言ってみて?



いつもの庭で空を眺めていた私に、紅覇くんが言った。

「どうして?」

「いいからぁ!」

「えぇ~…」

早く!早く!と急かす紅覇くんは、なんとなく幼い子供のようだった。

「もお~……仕方ないなあ…」

呆れたような口ぶりで言うと、紅覇くんはやった!と、ガッツポーズを小さく決めた。可愛いな畜生。

「じゃあ、言うよ?」









「……ねぇっ、ちゅう…しょぅ…?」



「これでいい?」



「うん。じゃあ…望み通り、してあげるね」


ちゅっ


「……へっ、?」


ぼぼ、と、顔が赤くなった。

まあ、無理もない。


だって、

だって


だって。



「こ、こう……こうっ、は、く……!?今、口に……///」

「うん。キスしたよ。」


「きっ!?//」



思わず口に手を当てる。



「あれぇ?もしかして……

ファーストキスだったぁ?」



「っ、」


にやにやと、いやらしく笑う紅覇くんにどことなく怒りが込み上げてきて。



「こっ、紅覇くんの……ばか
あっ!!!!///」


ばちん、と力の限り紅覇くんをビンタして、庭から去った。



「いっ、たたたぁ……。
シェリーのやつ、思いっきり叩きやがって……


でもまあ、変わりにあま~いものもらえたし、結果オーライかな♪」
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