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ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第6章 叫び声


「お前……今、なん……?」

「……。」

だら、と、顔に汗を滲ませながらジュダルさんは言った。


「………おい、嘘だろ…?
嘘だよな……?」


答えることができなくて、俯いてしまう。

「………ごめんなさい……私………」

それ以上言葉が出てこない。


「わた…し……」

震えて、上手く喋れない。

「………」

ジュダルさんは、固まったまま動かない。

「……こ、こんなのっ……









嘘に決まってるじゃないですか……ww
ふふっ…w」


「…………、は?」

一拍遅れて、返事が返ってくる。


「だからww
嘘だって言ってんですよw
wwwっはぁwww」

やばい、笑すぎてお腹がいたい…w

「……おま、お前……」

今だに、ぼかーんとした顔で突っ立ってるジュダルさん。

もうやめてくれww

私の腹筋はもう崩壊寸前だww(







「……っお前ぇ……俺を騙したな……っ」

暫くして、やっと理解したのか、真っ赤な顔でぷるぷると手を震わせているジュダルさん。

「今頃気付いたんですかww」

「………。」

無言で眉間に皺を寄せている姿は、誰がどう見ても怒りに満ちているようだった。

そろそろ謝罪しないと。

ジュダルさんの怒りの逆鱗に触れてしまうw(

「すみません。つい出来心で…」

しょぼん、と反省した素振りを見せても、ジュダルさんは反応を見せなかった。


どうしよう……。








『…ずっと…。呼び捨てでも…
いいん、だけど……//』

赤面しながら言うジュダルさんの顔がふと、頭を過った。

「……」

そうか。


そうすればいいのか。


……よし。


「……い…」

「ああん?」



「…ごめんなさい…ジュダル……。ゆ、許して…?//」




「………」



…あれ?


もしかして……





スベった……?




「あ、あの~……ジュダル…さん?」

ちょっと恥ずかしくなりながらも、ジュダルさんの顔を覗き込むように見た。

すると、


「っ……!///」

案外、効果は覿面だったようで。

私と目が合うと、耳まで真っ赤に染め、そっぽを向いた。







「…くすっ……かーわいっ」

ジュダルが聞こえないように、ぼそっと呟いた。
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