第9章 ヤキモチ
「やぁぁぁっと帰って来たねぇシェリー?」
「もう、ほんと心配してたんだよ?」
「このまま帰ってこなかったらどうしようかと……あばばばば」
「だ、大丈夫?」
「シェリーがいなくなったせいで店の売り上げが下がったんだけど…」
「まったくシェリーは~」
……なんか最後の方お説教になってません?
一部泡ふいてる人いるし。
てか私がいなくなると店が繁盛しないとかなにそれ怖い。
「でもほんと…シェリーが帰って来てくれてよかった…」
「……すみません。今までお騒がせしました…」
一応、誘拐されていたとはいえ仕事をサボっていたわけだし、素直に謝っとく。
「うん、でもまあ、シェリーも戻って来たわけだし!これからまた、よろしくね!シェリー!!」
「はいっ、よろしくお願いします!」
私がそう言って笑うと、店内の空気が明るくなった気がした。
でもほんと大変だったんだよ?シェリーがいなくなってから、なんか菊の花置いていく人がいてさー
私死んでないんだけど!?
………
つまり、シェリーさん目当てで店に来る人が多かったってことですね。
それで、シェリーさんが連れ去られるのを見て、この店にはもうシェリーさんはいないと思って、来なくなったというわけです!