第2章 出会い
抵抗と脅し
紅覇side
僕がこの子を担ぐと、周りの人は驚いたような顔でこっちを見ていた。
顔は見えないけど、きっとこの子も同じ顔をしているのだろう。
あはは。うける(笑)
…なんて、呑気なことを考えてる間にも僕の足は早々と進んでいた。
「~~⁉」
彼女は声にならない声をあげ、足をばたつかせて抵抗している。
大人しくしといたほうが身のためなのになぁ。
「大人しくしてないと…殺しちゃうよぉ?」
面倒だったので少し脅してみたら、今まで動いていたのが嘘のようにピタリと動かなくなった。
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まあ、殺さないけどね。
君はこれから僕にいっぱい可愛がられるんだ。
簡単には殺さない。
走っているときにも、街の人達は驚いたような顔をしてこちらを見る。
だが、彼女を助けようとする人はいない。
僕が怖いのかな?
それとも、助ける勇気がないのかな?
まあ、どっちにしろもう彼女は僕のものだ。
誰にも渡す気はない。
そう心の中で思いながら、少しペースを上げ、走った。