第6章 叫び声
「たっ、助けてください!わた、私、この人に連れ去られて……っ!」
「はあ!?」
嗚咽を漏らしながら怯えた表情でジュダルさんを見据える。
案の定、ジュダルさんは「なに言ってんだお前」という目で私を見ていた。
てかこの台詞、悪女みたいじゃない?(
「なっ、なんだと!?」
「ジュダル、こんな儚げな少女に手を出したのか!?」
皆騙されてるw
よし、このままいけば…!
「ちっげえよ!こいつはな、俺と一緒に煌から来たんだよ!」
「なっ、出鱈目(でたらめ)言わないでください!」
私って結構演技上手くね?(
「ジュダル…貴様……!」
「最低ね!」
「煌に帰れ!」
「………。」
ジュダルさんが若干涙目(笑)
まあ、普通なら待ち受けにしたいところですが(←)そろそろ可哀想なので辞めてあげます!
「……くすっ、冗談ですよ…私は、ジュダルと一緒に煌から来ました。」
あの人達ポカーン、と口を開けて驚いてます(笑)
えっ、てか今の私超カッコよかった!(
勢いでジュダルさんを呼び捨てにしちゃいましたけど。
ジュダルさんもなんというか、驚いたというか……「やっとか…」みたいな顔してますよ。
「ふんっ、そうだよ!今日はな、シンドリアに戦争をしにきた!」
「…えっ、ちょ、なにそれ。私聞いてませんよ!?」
「お前が俺の言葉を遮ったからな!」←
…ああもう、なんだかgdgdですね。
面倒くさくなってきたし。
「もういいです。ジュダルさんは黙ってて」
ジュダルさんを押し退くと、私はあの人達の前に立った。
「先程は大変お騒がせ致しました。何卒、お許しください」
いつもの礼儀作法をして、深くお辞儀する。
「私達は本国へ帰国しますので。ご迷惑おかけしました。それでは…「待ってくれ!」…はい?」
如何(いかが)いたしましたか?と振り向き様に言った。
「貴方の……名前を教えてくれませんか?」
「私の名前…ですか。私は……」
私の名前を問いたのは、紫髪の図体の大きい男性だった。
私は、ジュダルさんが先程の窓に立っているのを確認して言った。
「私は、ただのしがない仕立て職人です」
そして、ジュダルさんと手を重ねた。