• テキストサイズ

ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第6章 叫び声


「たっ、助けてください!わた、私、この人に連れ去られて……っ!」

「はあ!?」

嗚咽を漏らしながら怯えた表情でジュダルさんを見据える。

案の定、ジュダルさんは「なに言ってんだお前」という目で私を見ていた。

てかこの台詞、悪女みたいじゃない?(

「なっ、なんだと!?」

「ジュダル、こんな儚げな少女に手を出したのか!?」

皆騙されてるw

よし、このままいけば…!

「ちっげえよ!こいつはな、俺と一緒に煌から来たんだよ!」

「なっ、出鱈目(でたらめ)言わないでください!」

私って結構演技上手くね?(

「ジュダル…貴様……!」

「最低ね!」

「煌に帰れ!」

「………。」

ジュダルさんが若干涙目(笑)

まあ、普通なら待ち受けにしたいところですが(←)そろそろ可哀想なので辞めてあげます!






「……くすっ、冗談ですよ…私は、ジュダルと一緒に煌から来ました。」



あの人達ポカーン、と口を開けて驚いてます(笑)

えっ、てか今の私超カッコよかった!(

勢いでジュダルさんを呼び捨てにしちゃいましたけど。

ジュダルさんもなんというか、驚いたというか……「やっとか…」みたいな顔してますよ。

「ふんっ、そうだよ!今日はな、シンドリアに戦争をしにきた!」

「…えっ、ちょ、なにそれ。私聞いてませんよ!?」

「お前が俺の言葉を遮ったからな!」←


…ああもう、なんだかgdgdですね。

面倒くさくなってきたし。

「もういいです。ジュダルさんは黙ってて」

ジュダルさんを押し退くと、私はあの人達の前に立った。

「先程は大変お騒がせ致しました。何卒、お許しください」

いつもの礼儀作法をして、深くお辞儀する。

「私達は本国へ帰国しますので。ご迷惑おかけしました。それでは…「待ってくれ!」…はい?」

如何(いかが)いたしましたか?と振り向き様に言った。

「貴方の……名前を教えてくれませんか?」

「私の名前…ですか。私は……」

私の名前を問いたのは、紫髪の図体の大きい男性だった。

私は、ジュダルさんが先程の窓に立っているのを確認して言った。






「私は、ただのしがない仕立て職人です」


そして、ジュダルさんと手を重ねた。
/ 64ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp