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ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第6章 叫び声


「…それで…どうしてシェリーさんは空から落ちてきたのですか?」

「シェリーでいいですよ。…実はですね……」

あれから青舜に必死に謝り続けたシェリー。

本人は大丈夫と言ってひっそりと涙を流した。

そして、青舜を紹介してもらったシェリーは、白瑛に空から落ちてきた理由を聞かれていた。

シェリーは聞かれた通りそのまま先程の出来事を話した。

ジュダルにシンドリアへ連れていかれそうになったこと。

絨毯に足を滑らせ落っこちたこと。

全てを話し終えたシェリーは、三人に向かって大きく頭を下げた。

「あの…本当に、すみませんでした。私とジュダルさんの事情で皆さんを巻き込んでしまって……。」


「……大丈夫ですよ」

頭の上から聞こえた白龍の声に、シェリーは吃驚しながら頭を上げた。

するとそこには、優しい笑顔の三人がいた。

「だって、シェリーさん…シェリーは悪くないじゃないですか。」

「そうですよ。後で俺からジュダル殿に注意しておきますし」

「シェリー殿が落ちてきて、シェリー殿に会えたわけですから。私は楽しかったですよ!」

白瑛、白龍、青舜が口々に言ったその言葉に、シェリーは酷く心が軽くなった気がした。

そして、そんな三人の笑顔を見ていると。

「…本当に、すみません。……ありがとう…」

ふにゃっ、と。

満面の笑みで笑った。

まるで広場で踊っていたときのように、心がほわほわと暖かくなった気がした。
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