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ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第5章 コイバナ


「……⁉何笑って…」

「ふふ…だって……紅玉が可愛くて…」

つい、悪戯したくなっちゃったのよ。

そう言いながら笑っているシェリーを見て、やっと気づいた。

(わ、私……からかわれてた…⁉)

かあああああっ

顔が一気に熱くなった。

「…シェリー~~~‼///」

金属器を取り出して、全身魔装しようとする。

「わあ⁉ちょっとstop,stop‼落ち着いて‼」

慌ててそれを止めるシェリー。

てかストップ無駄に発音いいわね‼←

「離して‼私はひと暴れしないと恥ずかしくて悶え死ぬ‼」←

「尚更やめて⁉」

私に変身させまいと抱きいてくるシェリーを、無理矢理はがそうとした。

そして、やがてシェリーが呟いた。

「だってさ、もし両思いになったらそういうこともするってことでしょ⁉」(←そんなことありません)

シェリーのその言葉に、ピタッと暴れるのをやめた。

「紅玉だったらどういう反応するのかなって思って……」

だって、想像してみなよ!紅玉とその好きな人がさっきみたいなことしてるの‼


私は想像した。

…シンドバッド様と私が先程の行為をしているのを…

そして、頭の中で再生されるその光景に、段々と頭が回らなくなってきた。

「…は、はわ…はわわ…‼///」

両思いになると、そんなことをするの⁉

そんな行為は、私には刺激が強すぎたようで。

やがて、顔が真っ赤になった状態で私はぱたりと倒れた。

最後に聞こえたのは、シェリーが私を慌てて呼ぶ声だった。
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