第4章 皇帝国の方々
「え、紅玉と友達になったの?」
昨日のことを話すと、紅覇くんは少し驚いているようだった。
うん、と短く言うと、紅覇くんは興味なさそうにふーん…と呟いてから、あ、と閃いたように顔を上げてこちらを見てきた。
「炎兄に明兄、白龍と義姉上、紅玉にジュダルくん……。シェリー!おまえ、もう僕ら全員と会ってるよ!」
次々と出る名前の人の顔を思い出していたら、紅覇くんはあっけらかんと言った。
「…まじですか」
以外に多かった。
僕ら全員、とは練兄妹のことだろう。
でも、考えてみれば私凄い人達と出会ったなぁ…
だって、煌帝国の中心的な人でしょ?
私はそんな人に誘拐されたのか…。
まあ、紅覇くんは全然皇子に見えないけどね。←
……でもやっぱり、私はずぅっとここで暮らすことになるのかな。
…もう、町の皆とも会えないのかな…。
そんなことを考えると、胸の奥が少しちくり、と痛んだ。
「……?」
そのときの私は、その痛みが何なのか分からなかった。
…………
玉艶さんと紅炎さん達のお父様のことはスルーして下さい←