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ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第4章 皇帝国の方々


「私と…お、お友達になりなさいっ!!」

私はその言葉を発してから、心の中で後悔した。

(いきなり友達になれって言われてもなるわけないじゃない…!私のばかばか!)

「あ、あの…やっぱり__」

「いいですよ」

「__…ふえ?」

さっきの言葉を訂正しようと思ったら、思わぬ言葉が出てきた。

「私も、この王宮で友達がほしかったんです!
あ、敬語はなしだよね、友達だもの。貴方、名前は何て言うの?」

「…、え、ぁ…」

着々と進んでいく状況に着いていけない。

「?どうしたの…?」

「……わ、私と…お友達に、なってくれるの…?」

私が訪ねると、彼女はクス、と笑った。

「当たり前じゃない!ていうか、お友達になろうって言ったの、そっちでしょ?」

「…!そ、そうね!!私は練 紅玉。煌帝国第八皇女、練 紅玉よ!」

私が自分の名前を言った後、彼女は驚いたような顔をした。

「わぁ、紅玉って皇女だったんだね…。」

その言葉を聞いて、ハッとした。

「あ…、わ、私が皇女でも…お友達でいてくれる…?」

彼女はきょとんとした表情をして、またクス、と笑った。

「もちろん!よろしくね、紅玉!!」

「…!ええ、よろしく、シェリー!!」

私、生まれてはじめての友達が出来ました。
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