第4章 皇帝国の方々
「シェリーーっ!!」
「ぎゃふっ」
誰かが私の身体にダイブしてきた。
いや、声からして誰かは予想できた。
「…もうちょっと色気のある叫び声できないの?シェリー」
「いきなり飛びついてきて何を言い出しますか。…紅覇くん」
そう、皆もご存知の通り紅覇くんだ。
「えへーっ☆ それより今日こそ皆の紹介するからね!ほら、さっさと着替えて、行くよ!」
ぐいっと一気に引っ張られて、強制的に布団を剥がされた。
「あー…分かった、分かったから服まで脱がそうとしないで」
「思ったんだけどさ、」
「うん?何です?」
廊下を歩いていると、不意に紅覇くんが思いついたように上を見上げた。
「シェリーが広場か何処かで踊ってれば自然に人が集まるじゃん?そこに炎兄達が集まってきたら
すぐ自己紹介できるよねぇ」
「…それって、必ず集まるという保証はないんじゃ…」
仮にも練家の皇女や皇子達だ。仕事やら何やらで忙しいんじゃないだろうか。
「それは大丈夫だよぉ。真面目に務めを果たしてるのなんて炎兄や白龍くらいしかいないからぁ」
今、問題発言が出たような…;;
(※原作とは多少異なります)
「紅覇くんは真面目にやってないの…?」
「当然だよぉ。面倒くさいしぃ」
面倒くさいじゃねえだろ…
「まあ、とりあえず広場行こう!」
「へ、ちょっと…まだ決まったわけじゃ…きゃっ!?」
「ほらほら、暴れたら落ちちゃうよぉ~」
紅覇くんは私を抱き上げて走り出した。
世に言うお姫様抱っこってやつ。
…紅覇くん、私を何処かに連れていくの好きだね。