第4章 皇帝国の方々
あれから紅覇くんに長話しすぎ!と怒られた。
白龍さんは何時の間にか居なくなっていた。
紅覇くんに聞くと、俺は場違いそうなので帰りますね…、と言ってそそくさと帰って行ったらしい。
だが、そんな紅覇くんの言葉はあまり頭に入ってこなかった。
その後、私は一日中ジュダルさんのことばかり考えていた。
~夜~
「……」
私はベッドの上で窓の外の夜空を見ていた。
あのときジュダルさんは何を思っていたのかな…。
そんなことを考えていた。
すると、
『ガチャ』
「よお!」
いきなり窓が開いた。
窓にはジュダルさんの姿が。
「…っジュダルさん…!?どうしてここに…てか、窓から入らないでください!」
「おお、わりぃわりぃ」
実際、悪いと思ってなさそうな顔だ。
ジュダルさんは窓から降りて床にひらりと立った。
「実はな、昼のことについてお前に言いたいことがあんだよ」
「?」
昼のこと、とは恐らく私とルフの関係のことだろう。
それは私が今日一日中考えていたことであり、気になっていたことだ。
「お前、何か魔法か何かが使えんだろ?それ一回出してみろ」
「!!」
目を見開く。
まさか、…いや、やっぱり気付いていたのか。
まあ、当たり前だ。
ジュダルさんは以外と感がいい。
それに、ルフのことについて色々知っている。
私の能力が見破られるのも時間の問題だったかもしれない。
私はふう、とため息をつきジュダルさんと向き合った。
「…ご名答です。私には人とは少し違う、特別な能力を持っている。」
ジュダルさんのことをじっと見つめ、やがて目を閉じた。
「今からそれを使います。いいですか?」
ジュダルさんがこくっと頷いたのを感じて、目に力を込め始めた。
「…いきますよ…」
目に完全に魔力が込もった。
準備はok。
「____‼」
…そして私は、目を開いた。