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ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第3章 王宮


衝撃の言葉 ※キャラ崩壊注意
シェリーside


『ガチャ』

「シェリー~!」

いきなり扉が開いたと思えば、紅覇くんが飛びついてきた。

「ノックくらいしてください。それで、なんですか?」

「うん、シェリーもこれから此処で暮らすんだから、此処にいる人くらい覚えとかないとねぇ。ってことで、今から僕達練兄妹を紹介したいと思いまーっす☆」

笑顔で言う紅覇くんに一瞬きゅんとしたが、思いも寄らない言葉に私の身体はピシ、と凍りついたように動かなくなった。

「え、何言って…。私、此処に住みませんよ?」

「は?」

今度は紅覇くんが動かなくなった。

「え?だって…あれはただの冗談でしょう?」

疑問符を頭に浮かべながら話す私に、紅覇くんは呆れたような顔をした。

「まったく、シェリーは馬鹿だなぁ。
本当に決まってるだろぉ?」

「……」

まあ、呆れた顔を見てなんとなく分かったけど。

でもさあ…。

「ずっと、ってことは…私は、町に戻れないの…?」

もはや分かり切った質問も、紅覇くんの顔を見てどんな答えが返ってくるか予想できた。

「あったりまえ!ってことで、早速行ってみよぉー!」

「ええぇ…!」

紅覇くんは私の腕を無理矢理引っ張りそのまま部屋を飛び出した。

「…はあぁ…」

どうやら私は、当分紅覇くんに振り回されるようです。
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