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ただの仕立て屋な私は紅覇君に誘拐されました

第4章 皇帝国の方々


黒髪の少年

まずは、一人目。

「(お?あれ白龍じゃない?)お~い!白龍~!」

僕が大きな声で叫ぶと、案の定白龍はこちらをぐるりと振り返った。

「ああ、義兄上。どうしたのですか?大声を出して…」

白龍は少し乱れた服を整え、僕に問いた。

「そう、お前に紹介したい奴がいるんだ。」

(※ここからシェリーさん視点です!)

紅覇くんに背中を押され前に出る。

「今日から此処に住むことになった、シェリーだよ!」

「…ご紹介に預かりました、シェリーでございます。以後、お見知りおきを」

片足を後ろに下げてスカートの裾を上げ、礼のポーズをする。

「そうですか…ご丁寧に有難うございます。俺は練 白龍です。どうぞ、よろしくお願いしますね」

白龍さんは、煌帝国特有の礼をし、私に微笑みかけた。

「おーい!お前ら何やってんだよー?」

すると、上から声が聞こえた。

上を向くと、絨毯に乗って飛んでいる黒髪の少年が。

黒髪の少年は下に降りて、改めてこちらを向いた。

「あ?なんだこいつ」

「ああ、今日から此処に住むシェリーだよー」

「…シェリーです。どうぞ、お見知りおきを。」

まじまじと見られ、その視線から逃げるようにお辞儀をして頭を下げる。

「ふーん…。俺はジュダル、よろしくな」

ニコ、と笑みをみせ手を差し出すジュダルさんに、違和感を感じた。

なんだか、その笑みには裏があるような…。

「……。」

ジュダルさんの目を見つめていたら、どうやら時間が経っていたようで。

「どうした?早く手ぇ出せよ」

不思議そうな顔をして、私の顔を覗き込んだ。

紅覇くんも白龍さんも、不思議そうな顔をしている。

まあ、かかってやってもいいけど…。

…久しぶりだな、目を『視ても』人の真意が『視えない』なんて。

まあいいか。

苦笑しながらすみません、と言い手を差し出した。

すると、ジュダルさんの手は私の手をするりとよけ、私の顔に直撃した。

……はずだった。

『パシ、』

乾いた音がした。

紅覇くんと白龍さんは呆然としている
何故なら…
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