第1章 始まり
その日は日直の仕事が長引いて、
部活に行くのが遅くなってしまった。
いつもより急ぎ足で体育館へ向かった。
すると、体育館で叫び声が聞こえた。
"あの根性無し…!!"
聞いたことある声だな、なんて思ってると
体育館の扉が開いた。
その人物は
西谷さんだった。
『にっ、西谷さん!?』
西「京香っ!?」
私達が驚いて顔を合わせると、彼が口を開いた。
西「お前、もしかして男子バレー部…か?」
私は頷くと、彼が目を輝かせて
西「まじか!俺もバレー部なんだよ!リベロ!
新マネージャーか!気合い入るな!」
なんて事を言って、一人で笑ってる。
なんと言うか、凄い喋るな…
そして、一番の疑問を聞いてみる。
『見かけなかったんですけど、何でですか?』
すると、彼は急に真顔になり、
西「…訳あって自宅謹慎と部活禁止になってた。
さっきのも少し事情があってな、」
そうか。
こんなに元気な西谷先輩でさえ、何かしら抱えてる。
すると、あの頃の記憶が蘇る。
まただ。
もう、やめて…